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高尾の森へようこそ
      「多様で豊かな森の復元」は私たちの目標です。
広葉樹の植樹、下草刈り、ツル切り、スギ、ヒノキ除間伐など
森づくりに取り組んでいます

カメラが捕えた植栽地の哺乳類REPORT

             「カメラが捕えた植栽地の哺乳類(動画編)」解説

 掲題のタイトルで「高尾の森通信」にこれまで3回報告してきましたが、紙上の写真はいずれも静止
画像であるためいまいちの感がありました。そこでワンショット30秒間ありのままの姿を見せてくれ
ている各種の哺乳類の選りすぐりをHP上に掲載し、その特徴を解説してみました。夜行性の哺乳類は
白黒画面で色がわかりません。またほんの数秒で舞台から去るものもいますが、やはり迫力があります。
前回アップした「カメラが捕えた植栽地の鳥類」と併せ鑑賞ください。なお撮影日時はその種の特徴を
把握するために重要な情報なので併記しています。
                                    Rev.0;2015.2.20
                                (編集・解説 白井、山崎

下記の動物の名前をクリックすると動画が見れます。ビデオファイル形式は.aviで各ファイルは最大30Mb程度です。

(1)アナグマ(2014.7.8 15:45撮影)30秒
 植栽地の中に巣穴をつくって住む古くからの住人です。昨年ここで子供が生まれました。親と一緒に
行動できるのはこれからというところでしょうか。このアナグマの巣穴はホンドタヌキ、ハクビシン、
ネズミなどが利用しているようです。

(2)アライグマ(2014.2.2 1:43撮影)30秒
 この山で繁殖したものかどうかわかりませんが、外来生物がこんなにたくさん群れているところを見
ると複雑な気持ちになります。

(3)イノシシ(2014.12.1 15:29撮影)30秒
 山を歩いていてこんな群れに遭遇したら誰でもたじろぐでしょう。春に生まれたウリ坊も数か月経つ
とこんなに大きくなるようです。

(4)ニホンカモシカ(2015.5.26と28 9:21と6:45撮影)14秒
 600~700mの高度の低いこの一帯にカモシカが現れるとは思いもよらないことでした。その後は撮
影されていないので、一時的に陽気に浮かれて高所から下りてきた個体ではないかと思われます。

(5)ニホンザル
(2014.6.20 12:27撮影)30秒
 小下沢国有林に住んでいる群れです。この映像は、まだ親にくっついて行動している子ザルが、年長
の兄弟ザルにも守られてすくすく育っているというところでしょうか。毎年子を産み群れの数が増えて
いることがうかがえます。

(6)ニホンジカ(2014.7.31 18:03撮影) 21秒
 2013年秋にはシカの恋鳴きが聞かれ、2014年になって何箇所かで雄、雌、子が撮影された映像の一
つです。ここで定着、繁殖されると大変ですが、その後影を潜めています。爆発的な増殖が森林に被害
をもたらす動物としてその動きに注目しています。目撃された場合はご連絡ください。

(7)ニホンリス(2014.7.24 6:27撮影)16秒
 複数定点で撮影され、この山では結構繁殖しているようです。巣は高木の樹上にありますが、採餌の
ために地上に下りてきます。

(8)ハクビシン(2014.11.24 18:00撮影)19秒
 我が国固有のものではなく移入種であるといわれています。これまで群れでいるところは確認されて
いませんが、(1)のアナグマの巣穴を出入りしているのが撮影されており、ペアになると繁殖する可能
性があります。

(9)ヒメネズミ(2014.10.30 18:27撮影)12秒
 これまでに撮影された哺乳類で一番小さい動物です。木登りするので本種とわかります。この山には
沢山生存しており、捕食者の繁殖が期待されます。

(10)アカネズミ(2013.10.24 19:14撮影)5秒
 ヒメネズミより一回り大きい種です。撮影されたこのネズミは体が大きく別の種かもしれませんが、
小さいため種の形質を捉えきれません。

(11)ホンドキツネ(2014.11.27 1:29撮影)4秒
 高尾山にキツネが現れたのは久しぶりとのことです。撮影ポイントのあちこちに現れ、アナグマの巣
穴を覗いたりしていましたが、その後見かけません。遊動域が広い種で、繁殖場所は別のところにある
ようです。

(12)ホンドタヌキ(2014.11.27 10:23撮影)19秒
 夜行性のため昼間はほとんど見かけない動物ですが、この映像は珍しく昼に撮影されました。この一
帯で繁殖しており、(1)のアナグマの巣を出入りする子ダヌキを確認しています。

(13)ホンドテン(2013.7.21 0:14撮影)30秒
 この山で繁殖している夜行性の動物です。この映像はこの年に生まれた子供のようです。ノウサギ、
ネズミ、リス、昆虫、野鳥を食べるので、彼らにとっては恐ろしい捕食者です。ヤマグワやマタタビな
どの実も食べます。

(14)ノウサギ(2014.3.4 19:16撮影)6秒
 本州にはキュウシュウノウサギとトウホクノウサギが分布していますが、高尾山にはキュウシュウノ
ウサギが生息しています。映像からわかるように寒い時期にも毛が白くならないのが特徴です。植栽地
でイロハモミジやヤマザクラなどの苗木をかじります。捕食者を恐れてか、霧の深い日などを除いて昼
間はあまり姿を見せません。

(15)ツキノワグマ(2016.7.16AM11:24:34~54)20秒間
秩父や奥多摩では目撃情報があり、最近高尾山でも陣馬山付近で目撃されたとの情報がありましたが、われわれの植栽地にもついに現れました。雑食性でドングリ、タケノコ、果実、木の芽・葉、草の葉・茎・根などを食べ、ハチの巣が好物なのは有名です。広葉樹林で生活していますが、ドングリなどの餌が不作の時は人里に現れ騒動となります。シカやカモシカと違って人間に危害を加えるため、目撃情報の他機関との交換が必要になります。


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