間伐調査要領
1、 標準地の設定
@ 20m×20m(400u)の方形の「標準地」を設定する。
A 「標準地」の区域の境界となる内縁の立木に色付きテープを2段に巻いて区域表示の目印とする。
注 :「標準地」は小班の中の平均的な林を選定すること。
:「標準地」の面積合計が、間伐対象地の約2%になるように数箇所設定する。
:間縄又は巻尺を使って、傾斜地は水平距離に換算して測定すること。
:「標準地」は20m×20m四方(400u)が原則であるが、状況により10m×20m四方(200u)、又は10m×10m四方(100u)でも良い。必ず調査票(別紙様式)にその旨記載し、調査面積を記載する。
:又は、釣竿で作った測定竿で、半径5.6mの円を描き、100uの面積をとることも可。
2、「標準地」内の立木の全数調査
@ 「標準地」内の立木全てに番号ラベルを付け、全数調査を行う。
注:大型ホチキスのような「ガンタグ」利用
:ナンバータグの貼り付け等は見やすいように一定方向に統一する。(立木の斜面上部側胸高位置に)
A 3〜4人一組で立木一本ごとに計測を行い、「間伐調査野帳」に記入する。
B 樹冠区分はホーレ式樹冠区分(別紙参照)により、優勢木(D)、従優勢木(C-D)、介在木(I)、被圧木(O)に4区分し記入すること。
C 立木の測定は、胸高直径と樹高を測定し調査野帳に記載する。
注:直径は、輪尺又は直径巻尺を使用。樹高は測棹を使用する。
D 直径は、胸高位置(地上1,2m)の山側1方指しとし、2cm轄約で測定する。
(変形木は2方差しの平均値を取る)
E 樹高は木の梢(通称カラスどまり)までを目測する。
注:測棹の長さは8m、直立して腕を伸ばせば10mなのでその先は目測。
:樹高計測者(測棹扱い者)は枝やその他落下物に注意。
:記録者(樹高観測者)は調査地の上部、全体を見やすい位置に陣取る。
:計測者から記録者への報告は大きな声で伝え、記録者は告げられた事項を声で復唱確認する。
2、 間伐木の選木
@ 実際に間伐対象とする木を選定し、間伐対象木に白色のテープを巻く。
注:間伐木の選木は、別紙「間伐の基準」及び「選木の基準表」によること。
:間伐率は、材積で30%程度を目安にすること。(この場合、本数率では35%〜45%が一応の目安になる。)
:選木は、形質の悪い木を優先するが、面的なバランスも考慮して選木すること。
:現状林分の粗密度を勘案し、疎な場合はやや低めに、密な場合はやや強めに間伐率を調整すること。
:間伐対象木が決まったら、さらに全体のバランス、境界の隣接区域とのバランス、日光の射し具合などを考慮しながら微調整し、間伐対象木を確定する。
3、 間伐計画表の作成
@ 調査野帳の数値を添付のパソコンソフト(Exell)に打ち込み、1ha当たりの間伐本数、材積・間伐率等を算定し、別紙「間伐標準地調査票」を作成する。
A 今年度中の期間内(12月まで)に実行する間伐実施予定面積を予測し、間伐本数、間伐材積等の計画数量を算定し、別紙に必要事項を記載して今年度の間伐計画を完成する。
4、 間伐計画の提出
@ 各班の小班ごとの間伐計画を事務局に提出すること。
A 事務局は、全体を取りまとめて署に計画を提出する。
(署では、この計画を基に収穫調査復命を署長宛てに提出して承認を受ける。)
5 間伐の実施
@ 標準地調査の選木結果を目安として、今年度間伐実行予定地内の全区域について、間伐木の選木を行い、間伐木に白テープを付ける。
注:テープ付けは小班の片隅から順次実行し、年度内実行済み箇所が錯綜又は虫食い状態にならないように留意すること。
A 間伐の実行は、作業指針に基づいて実施する。
B 毎月の実施状況を把握し、間伐終了時点では、今年の実施済み面積を確定し、事務局に報告すること。